自分が人と比べて、他人のちょっとした言動で傷ついたり、人と約束して会った後どっと疲れたりしたことはありませんか?
私がまさにそんなタイプでした。
「内向的」で「人見知り」そんな自分だから仕方ないと思っていましたが、
ある日「HSP」という言葉を知りました。
「え!?これ私のことじゃない!?」と衝撃を受けたんです。
HSPって何?
HSPとはアメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が提唱した
HSP(Highly Sensitive Person)という概念です。
強い感受性を持ち刺激に敏感な人のことを指しており、次のような特徴があります。
- 考え方が複雑で深く考えて行動する
- 過剰に刺激を受けやすい
- 感情反応が強く共感力が高い
- あらゆる感覚が鋭い
具体的な例を挙げてみると
- 気になることがあると細かいことまで調べずにいられない。
- 他人の気持ちがなんとなくわかってしまう
- 行動する前に考えすぎてしまってなかなか実行できない
- 大きな音や強い光が苦手である
- 人と会った後家に帰ると、どっと疲れてしまう
- 人が多い場所へ行くと疲れてしまう
- 不機嫌な人が近くにいるだけで自分が怒らせているかもと思う
- 他人のしぐさや声色からその人の機嫌が分かる
上記の項目に複数当てはまる場合はHSPの可能性が高いと言えるでしょう。
HPSの人が外部から受けるストレスを減らすには?
- 一人の時間を確保する
人の多い場所へ行くときや集まりに出席したときは、少しでも一人の時間を確保し、休憩時間を取ってみましょう。 - 生活リズムや環境を整える
HSPさんは刺激を受けると疲れてしまうので、睡眠時間や休息時間をしっかり確保することが大事です。規則正しい生活を心がけてストレスに立ち向かいましょう。 - 予定を詰め込みすぎない
HSPさんは人と会うこと自体は嫌いではないのですが、頻繁に予定を入れてしまうとそれがストレスになってしまいます。当日にキャンセルしたくなったりしたことはありませんか?
余裕を持った計画を立てて予定がストレスにならないように管理しましょう。 - 刺激の元から距離を取る
大きな音が苦手な場合はノイズキャンセリングのイヤホンを装着したり、刺激の強い光を遮る為にサングラスをかけたりと物理的な距離を取りましょう。
声の大きい人、威圧的な人など直感的に苦手なタイプには進んで近づかないことも自分を守るコツです。 - 他人にどう思われているかを気にしすぎない
他人の言動や態度でなんとなくその人の考えていることが分かってしまうHSPさん。
しかし、推測であって本当にその人がそう考えているとは限りません。
目の前の人が自分に対してネガティブな感情を抱いているのでは、と思ってしまいがちですが、あくまでも「自分の想像なのだ」と思って不安な気持ちを流すようにしましょう。
HSPさんの強みって何?
繊細で敏感なHSPさんは苦手なこともありますが、反対にそれを強みにも出来ます。
アピールできるHSPさんの特性は?
- 共感力が高い!聞き上手!
- 深い思考力!
- 気配り上手!
- 想像力・感受性高い!
HSPさんに向いている仕事って?
- 人とかかわりの少ない仕事
IT・WEB関連、倉庫の作業員、ドライバー - 他人の心や体をケアする仕事
カウンセラー、看護師、介護士、エステティシャン、マッサージ師 - 動物・植物と関わる仕事
トリマー、飼育員、花屋、フラワーコーディネーター - 作業の正確さを求められる仕事
経理、事務、データ入力、プログラマー、システムエンジニア - クリエイティブな仕事
マンガ家、作曲家、イラストレーター、ゲームクリエイター
HSPさんが避けるべき仕事
- ノルマや競争が激しい仕事
営業職 - スピード感・判断力を求められる仕事
リーダーのポジション - 他人との関わり合いが多い仕事
接客業、コールセンター
まとめ
自分がHSPなのでは?と気づいたのはつい最近でした。
40年以上はこれが自分の性格なんだと思って落ち込んだこともありましたが、
生まれ持った気質なのだと知り驚きました。
小学生・中学生時代に2回転校を経験しましたが、どちらも最終学年に近い年だったのにも関わらず周りの環境を深く観察し、共感力の高さを武器に、友達もすぐ出来てなじむことが出来ていました。
就職活動中に直感でここだ!と思い就職したのはIT会社でした。
知らず知らずにもHSP気質に合った就職先を選んでいたことも驚きです。
HSPはマイナスの面だけではありません。
HSPさんの特性を十分に強みにしてアピールいくことが出来ます。
そのためにもまずは自分のことを知ることが大事ですね。
最後に、HSPさん自身を知る為におすすめな本です。
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